フォステクス「スピーカー」特別講義2022
2022年07月07日 フォステクス「スピーカー」特別講義2022
本日はフォスター電機株式会社フォステクスカンパニーにご来校頂き、電子工学コースの1年生と2年生を対象に「スピーカー組み立て体験」と題した特別講義をしていただきました。2019年以来、3年ぶりとなる開催です。
完成して音出し確認した時には、学生のうれしそうな笑顔が随所で見られました。
特にオーディオ大好き学生には最高の1日になったと思います。
冒頭で「家でスピーカーを使って音楽を聴いているか?」という質問がありましたが、片手で数えられるほどしか挙手がありませんでした。しかし、講義終了後にはアンプの購入を検討している学生もいたようで、興味を持ったようです。もちろん購入してもいいのですが、是非電子工学コースで学んだ知識を活かして、卒業製作などの機会には自作にも挑戦してほしいものです。
●スピーカーユニットの組み立て
組み立てには瞬間接着剤を用いました。
接着剤が乾くまでの間に、
- 触って
- 見て
- 聴く
●スピーカーの振動を触って確認

スピーカーが音を出す原理(コイルに流れる電流(音声信号)の変化→磁界の変化→振動板の振動→空気の振動=音)の説明の後、実際に振動板が振動していることを、触って確認。
通常、スピーカーの振動板に触れることは推奨されないため、あまりできない体験です。
●教室内の音場を確認

開けた空間では、スピーカーから出た音は離れるほど小さく聞こえますが、室内などの反射が発生する環境ではその限りではありません。そのことを、スピーカーで音を鳴らした状態で教室内を練り歩くとで確認しました。
●クント管で、音波の周波数を変えながら確認
音を可視化することができ、音波や電波の反射によって生じる、定在波を確認できます。
●動作チェック


各々の音源を、用意されたアンプに接続し、スピーカーから再生しました。
昨今のスマートフォンには3.5mmジャックが搭載されていないものが多いため、変換アダプタを用意しましたが、足りませんでした…

筆者の佐藤は、学生時代に一度作ったことがあったのですが、2度目の製作に挑戦しました。
私も3.5mm出力ができる機器を持っていなかったため、実習室にあるBluetooth機能付きアンプを接続して音出しをしました。
1年生は今回作ったスピーカーを実習で活用していく予定です。お楽しみに!
蒲田校 佐藤
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