Inter BEE (国際放送機器展)
2006年11月21日 Inter BEE (国際放送機器展)
Nakajima です。
先日、幕張メッセでInter BEE 2007 ( 国際放送機器展 )が開催されました。その時の画像を入手しましたので、簡単に紹介させていただきますね。
まずは会場の全景です。 ・・・・ と言っても、1回の撮影では1つのセクションしか写せないようですが、映像・放送関連機器、プロオーディオ、出版・パブリシティなど、全部で8つのセクションに分かれています。
こちらはプロオーディオの出展ですね。左側はコンサート会場などのミクシングで使用される音声調整卓(ミクサー)です。中央に液晶ディスプレイがありますが、最近はこのようにディジタル制御が主流になってきています。右側はワイヤレスマイクロホンです。すごくたくさん並んでいますが、1本1本全部異なる種類なんです。ひとつのメーカーだけでもこんなにたくさんの種類があるのですから、全メーカーを合わせたら、いったい何種類のマイクロホンがあるのでしょうね。
左の画像は、業界ではとても有名なAvid と digdesign というメーカーのブースです。右側の画像には、Panasonic と APPLE のブースが並んでいますね。このように放送・音響の分野では、日本のメーカーは世界のメーカーと片を並べるトップクラスにあるのです。
左側の画像は、コンサート会場などで使用されるスピーカーを並べて吊り下げた状態(“アレー/Array : 配列・整列”といいます)のものです。スピーカーを縦に並べると音のエネルギーが横(水平方向)に広がり、縦(垂直方向)には広がらないようになるんです。不思議ですね! 右側の画像は何だか判りますか? 乗用車クラスのワゴン車の屋根から、10メートルぐらいの高さまでポールが伸びていますが、この先にリモートコントロール(遠隔操作)可能なテレビカメラが着いています。このクルマがあれば、どこでも高いところから見下ろすような角度で撮影できますね。
大きな幕張メッセを使い切ってしまうほど、たくさんのメーカーが出展する放送機器展には、日本&世界各国から期間中に何万人も来訪者があるそうです。日本では2011年に向けて放送のフルデジタル化が進んでいますので、そういった意味でも話題が豊富な業界ですね。
電子・電気・CAD科の卒業生でも、放送・音響業界で働いている人がたくさんいるんですよ。
by Nakajima