コンプリメンタリーSEPP回路
2006年10月30日 コンプリメンタリーSEPP回路
エレクトロニクス応用実験2
今回のテーマは電力増幅回路「コンプリメンタリーSEPP回路」です。
概要の説明の後は、ブレッドボード上に回路を組みます。(写真1)
回路が正常に動作するか、オシロスコープで波形を確認します。(写真2)クロスオーバー歪(スイッチング歪)がある場合は、この段階で適切なバイアスを加え調整します。
調整を済ませ正常に動作が確認できた後に、増幅度の測定、出力電力の測定、周波数特性の測定を行いレポートにまとめます。
最後に担当者が低周波発振器より1[kHz]の正弦波を加え、スピーカーから音を聞いて回路が正常に動作しているかを確認して実験は終了になります。(写真3)
実験は試行錯誤の連続ですが、回路が動作しないときは必ず原因があります。原因が見つからずイライラすることもありますが、根気強く取り組んでください。根気強さは一人前の回路技術者になるためには必要なことなのですから。
(担当:川村)