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2006年07月22日 DIATONE DS-1000HR

続けてもうひとつ転載します。 今度はDIATONE DS-1000HRというスピーカーです。
(以下の青い文字が旧ブログから転載したものです)

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このスピーカーはモニタースピーカーではなく、民生用(ようするに家庭用)として市販されたものです。
DIATONEというブランド名を知っている人は、もう少なくなってしまったと思いますが、これは三菱電機のオーディオブランドです。かつては放送局用のモニタースピーカーなども製作し、非常に評判の良かったブランドですが、1999年に完全撤退してしまいました。
 
低域用スピーカー(ウーハー)の直径は25cmです。なぜウーハーの直径にこだわるのかというと、直径が低域再生限界の目安になるからで、本格的な低音再生をするためには、ウーハーの直径が大きければ大きいほど有利なのです。小さな直径のユニットで低音再生をしようとすると、どうしても無理があって音質が悪くなってしまいます。
このウーハーはアラミド繊維のハニカム構造で作られています。アラミド繊維とは簡単にいうと軽くて丈夫な新素材。ハニカム構造とは蜂の巣状(6角形の集合)ということです。画像を良く見ると、小さな6角形が見えると思います。
 
中域用(スコーカー)、高域用(ツイーター)は、ボロンという材質でドーム型構造のユニットを使用しています。
ボロンは軽くて堅い金属、ドーム型構造とは半球形ということです。
このスピーカーは、低域・中域・広域とも発売当時の最新技術(素材)を使用して高音質を目指した、意欲的な高級機種だったのです。その音色は現在でもかなりの水準にあると言って良い状況ですよ。
存在感があり過ぎるJBL4430に挟まれているために、間隔を広く取れないことが残念ですが、弦楽器の音など非常にクリアに再現してくれます。
 
000005三菱電機のホームページに、DIATONEに関する情報はまったくないようです(せめて歴史として多少の情報ぐらい残してくれれば良いのに・・・・)。
個人のページですが、DIATONEスピーカーの情報が掲載されているページがあったので、リンクしておきます。
 
by Nakajima 
 

n-41175501 at 18:22 | コメント(0) | この記事のURL | |

2006年07月22日 JBL 4430

昨年までの旧ブログで好評だった「オーディオ機器の解説」を、こちらのブログに転載します。  ・・・・と言っても、かなりの量がありますので、徐々に作業を進めていきますので、我慢できない人は旧ブログの方も覗いてみてください。

(以下の青い文字が旧ブログから転載したものです)

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実習で使用しているモニタースピーカーを紹介します。
モニター(Monitor)とは監視といった意味があって、調整された音の質がどうであるか判断するためのスピーカーですので、再生能力の優れた高性能なスピーカーでなければなりません。
左側がJBLの4430、右側はDIATONEのDS−1000HRというスピーカーです。次にそれぞれについて詳しく説明しますね。
 
 
000003サランネットを外した画像です。
実はこの4430は20年以上も前に購入したものなので、JBLのページにも掲載されていないと思います(このページには詳しい情報がありましたが、英文ですので興味がある方はどうぞ)。20年以上も前のスピーカーで音の方は大丈夫?・・・ とお思いになる方もいると思いますが、実はスピーカーユニット、ドライバー等を交換していますので、現在でもそんじょそこらのスピーカーよりは良い音をしています。
下側のスピーカーユニット(グレー)は直径38cmの低域用です。その上の黒い蝶(チョウ)のように見えるのはバイラジアルホーンといって、高域の音を空間に効率的に放射する働きがあります。このバイラジアルホーンの真ん中の、スリットの奥に高域音を再生するドライバーが入っています。
 
 
0000024430は、本当は高域用・低域用の2つのユニットでも十分に良い音質での再生が可能なのですが、超高域の再生をよりクリアにするためにスーパー・ツイーターを使用しています。
ツイーター(Tweeter)とは高域用スピーカーの呼び方で、小鳥の鳴き声から来ている呼び方だそうです。ちなみに中域用はスコーカー(Squawker)、低域用はウーハー(Woofer)という呼び方があります。サラウンド再生などで使用されているスーパー・ウーハーは超低域用スピーカーのことですね。
このスーパーツイーターはJBLの2404Hという、やはりバイラジアルホーンを採用したものです。
JBLはアメリカのメーカーで、現在でもコンサート会場などで使用されているプロ用スピーカーハイエンドのオーディオ再生用に人気があります。JBLの歴史のページがありましたから、興味がある人はどうぞ。
 
 
000001JBL4430の低域用スピーカー(ウーハー)の横にある2つの穴。これはいったい何のためにあるか分かりますか。
この穴(ポート)は低音域の再生時にのみ音波が通過して、低域再生限界のエネルギーを補う働きがあります。この原理を理解するには『共振』という現象を説明する必要があるのですが、それはちょっと簡単ではないのでここでの説明は避けておきます。
こういった原理を利用したスピーカーの箱を位相反転型(バスレフ/ Bass Reflex)と呼んでいます。
電子工学では、こういったオーディオ機器の基本原理も勉強するんですよ。
 
by Nakajima 
 

n-41175501 at 18:8 | コメント(0) | この記事のURL | |

2006年07月21日 ものづくり体験(1)

明日から「夏の体験入学」が始まります。

電子工学専攻は、学科説明の他に、「エンジニアにとって重要なのは、技術に対する感性。その感性を磨くには、とにかく技術に慣れ親しむことが必要」と言うことで、体験実習のメニューとして「ミニオーディオアンプ」をはじめとするいくつかの製作テーマを用意しています。簡単に作れますので、是非体験してみて下さい。(担当:川村)

n-41175501 at 22:59 | コメント(0) | この記事のURL | |

2006年07月14日 金属探知機

金属探知機

 電子工作実習(1年次)の課題の1つである「金属探知機」の製作が行なわれました。この課題は、「ものづくり」の導入との位置づけで、理論は概要の説明に留め、製作することに重点を置いたものです。

製作工程は、写真にある共振回路に使われるコイルの製作(銅線を輪にした部分)から始まり、基板上にトランジスタを使用した発振回路を作り、市販のAMラジオと接続した後、各部を調整して完成です。

一見難しそうに思える「金属探知機」ですが、思いのほか簡単に製作でき、意外と使い物になることに学生達は感動していた様です。

夏休みの特別課題として「海や山で宝探しをすること」が与えられたとか?課題を実行するときは、くれぐれも怪しい人と思われないように気を付けて下さい。

(担当:川村)

n-41175501 at 21:10 | コメント(0) | この記事のURL | |

2006年07月10日 へー

「へー」で有名な番組で
携帯電話の不思議が紹介されました。

携帯電話経由でデュエットをすると、絶対にハモれない
という内容です。

翌日、学生達に番組のことを聞くと、かなりの学生が
みていました。

でも、殆どの学生が「へー」とは思わなかったようです。

と、言うのも、授業で習ったので知っていた。

とのこと。

それよりも、学生達が「へー」だったのは、番組で
八王子キャンパスが紹介されたことのようです。
(担当: 古山)

n-41175501 at 12:32 | コメント(0) | この記事のURL | |